第3回目の今回は…山形の紬と更紗の帯(11月7~8日)
山形と言えば織のきものの一大産地。
米沢盆地で織られる米沢紬には長井、白鷹などがあります。
米沢藩の藩主・上杉鷹山により奨励され盛んに生産されるようになりました。
その中でも今回は紅花染めとぜんまいを使用した先染めの紬をご紹介します。
玉糸を使用した反物は厚手ながら軽く、空気を多く含むので暖かく冬には最適です。
優しい風合いと色合いの反物を集めました。貴重な紬もございます。
織物には大きく分けて先染めと後染めの物があります。
先染めとは糸の段階で染色してから織ったもの。
絣や縞のきものなどがこれにあたります。
後染めとは染めていない糸で織った生地に後から染めを施したものです。
友禅や江戸小紋、型染めの更紗もこちらに当たります。
二葉苑は型染めの工房なので基本は後染めの生地を使用して染めていますが、一部先染めの生地にも染めています。
縞や絣などに更紗を重ねると、組合せ次第で他では手に入らない一点物のきものが出来上がります。
今回ご紹介の紬は先染めですが、こちらにも染めを施すことが出来ます。
染めのご注文も承れますので是非一度ご覧下さい。
きもの担当