あまりお金をかけずに着物を楽しむ方法・・・染め替えと断捨離

コロナ禍では自宅時間が増えて、家を片づけたり整理したりした方が多かったと思います。

手が上がらずに帯を締めるのが難しいと87歳の叔母が着物を送る理由をながながと話し、そして受け取ってほしいとお願いされます。着物は大好きなので、断る理由はありませんが、中にはひどく汚れた白っぽい色無地などはどうしたものかと頭を悩ます事も多いです。

贅沢かもしれません。古い着物は物が良く生地などはしっかしりていたり、場合によっては仕付け糸(まだ袖を通していない証拠)がついている着物はありがたいなどと思います。そんな中、お金をかけずとも、自分らしく着物を着る方法として、私はまず、親せきの断捨離にお手伝い行くことを進めます。あまりもらう気満々で伺うといやらしいですから、もらえなくてももらえても親戚との時間が取れてお話しできる機会を楽しむ心意気で行くとゆったりとした、とても贅沢な時間を過ごせます。思い出話や着物にまつわる話など聞きながら、整理をお手伝いして、その流れで、欲しい着物あれば、是非交渉してみてください。その際のポイントは「高そうな着物」には触らない事。「高そう」な着物ばかり欲しがると「こいつ売るつもり」なんて変な勘繰りをされても不本意でしょうから。「格の高い着物」ほど普段には着られない事も多く不便です。そしてやはり格の高い「高い着物」は直接のお子さんやお孫さんに譲りたいと思うのは普通でしょう。ですから、普段着物だけを狙って捨てるにはもったいないから欲しいわとダイレクトに話すと「着物好き」は反応してくれます。

もしかしたらお相手から「少しお金を欲しいわ」と要求されることもあるかと思いますが、その時は不本意な金額ならお断りすればよいのです。このやり取りが日本人は案外苦手かもしれません。しかし。それは正当な行為ですので、臆することなくサバサバやって下さい。着物のためにもそう願います。

相場がわからなければ、ネットなどで検索して、こんな値段だよ~おばちゃんだから、負けて~、ももちろん言ってOKだと思います。

そうやって手に入れた着物をいざ着ようと思うと裄(手の長さに比例する)が短くてツンツルテン、の場合もありますから、裄だけは長さを図った方が良いかと思います。そして袖口や肩の部分でどのくらい縫い代があるかも少し触って確かめてください。もちろん羽織って自分に似合うか、そしてお相手が着てもらえるのならあげようと思ってもらえるように思いやりをもって扱うことも大切です。この着物の思い出話とともに大切に着る事を口に出して言うと「心」は相手に通じるものです。

 

さてそうやって手に入れた着物をよくよく見るとなんと、汚れていた!という事があります。

そんなときに提案したいのが「染め替え」です。

写真は希成生地の単衣着物を汚れを目立たたないために濃い紫に染めなおした着物です

 

染め替え覚えると着物がいかに長く着られるアイテムかを実感します。

下の写真は齢86歳の母が結婚式に来た着物のランクダウンした着物で、総柄を入れる事のより、カジュアル着物になりました

また、派手な紅型の生地を青一色をかけて、地味な着物に染かえたものがこちらです

 

このように着物は100年着れると言います。染め替えを遊びと思い、楽しむ文化は現代のSDG”sだと私は考えます