新宿産の藍の種を購入者にはお配り致します。(育て方染め方のしおりも無料で!)@MUJI新宿

 藍染めには、建て染めと生葉染めがあります。

建て染めは、水に不溶の藍の色素(インジゴ)を含む染料(すくもやインド藍や合成藍)を、微生物の発酵や化学的な薬品(ハイドロサルファイト等)を利用して還元して水溶性にしたのち、繊維にしみこませ、繊維中で酸化させて再びもとのインジゴに戻すことで染める方法です

写真は二葉苑で育てた乾燥藍

それに対して生葉染めは、新鮮な藍の葉に含まれている藍の色素の前駆体(無色)を繊維にしみ込ませて、繊維中でインジゴを生成させて染める方法です。

生葉染の色は薄く、建て染の色は濃紺になります。

二葉苑では、両方の染体験をその実験を行っております。

乾燥藍を煮出して科学薬品(二葉苑では藍熊染料が開発したAZスペシャルを使用してます)を入れ、空気に触れて紺色にしていくのですが、毎回染める度に色や発色が違うので「一期一会」といえます。

生葉の色はさらに薄い青の色になります。

藍の生葉染めは、新鮮な藍植物がとれる場所や、収穫した時にしか染色できないということや、絹や羊毛やナイロンには染色できるが、木綿や麻は染まらないということから、一般的な藍染めとして行い難い面があります。しかしながら、建て染めでは得られないような鮮やかな色に染色できることや、藍の葉さえあれば、すぐに藍染めができるという利点から、広く行われるようになってきています
 藍の生葉染めの方法は多くの文献で紹介されていますがやり方はは非常にシンプルです
 一般に藍の生葉染めは、葉をミキサーで粉砕したり刻んでインジゴの前駆体であるインジカンを溶出させ、葉の中に含まれる酵素で加水分解させて、インドキシルを生成させ、これを絹布にしみ込ませてインジゴを生成させる、という方法がとられる。溶出や染色に時間をかけずに行うのがコツです。30分ぐらいの間に染めないと色が美しくなく、また天気に良い日は染まりが良いですが、天気の悪い日に染めると濁ります。

草木染は染める日の気温や状態、その年の気候や生息状況など本当に一期一会の色が出る事が面白いですね。

今年はオリンピックがございました。そして市松模様の応援プラグを染める企画を多数の場所や様々な方対象に実施致しました。実施場所とその内容は以下になります。

〇2021年7月16日~21日落合第一、第二 第三、第四、第五、第六 の6小学校で4年生向け育てた藍で市松模様の染物でオリンピック応援しよう!計900人

〇8月3日~14日毎日 東急キッズキャンプ(子供倶楽部)藍染体験     計91名

〇年8月21日 東京富士大学構内 富士大学向け 市松応援フラグ藍染体験 富士大学が育てた藍で染める 計60

〇11月3日~11月7日 紺屋めぐり インディゴピュアーの持ち込染替えて新しく着る! 計47人

当苑が育てた新宿産の藍をが広がりをみせてきて、そして地域の「産品」になると嬉しいと思います。その意味で毎年当苑で採取した藍の種を無料で配布しております。今回は購入いただいたお客様限定になりますが、新宿で配布を致します。その実施概要が以下になります。

12月24日限定で私たち二葉苑がMUJI新宿店に出店いたします。

新作の御朱印帳や和雑貨を販売致しますので、その際に一品でも購入頂きました方には新宿産の藍の種と「育て方染め方のしおり」を差し上げます。

育て方はは本当にシンプルです。春先(桜の咲き時期)に種をまきます。すると2週間ぐらいで芽が出てきます。あまり密集しないようにそだて、密集した場合は株分けをして離して毎日水やりを行います。

梅雨の時期になるとアブラムシがつくので、アブラムシ退治用の薬剤をかけます。すると6月下旬には葉が大きくなり染められる様になります。病気にかかったりすることもあるのですが、基本は非常に強い雑草のような草ですので、本当に育てやすいです。

来年の夏に向けて、是非藍の種を育だてて、みませんか。

そして自分の色を染めてみましょう。※40個で終了しますので、なくなり次第無料配布は終了です。ご了承下さい

 

 

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