作業工程ブログ~蝋伏せ

  • 蝋伏せ作業です。
地色が柄にかからないように手作業で蝋を乗せています。
飴色になった柄もなぜか趣があり素敵です。
この蝋伏せの作業は「染まらないように蓋」をして柄部分の色を守ります。
糊伏せをする事もありますが、その場合は型紙を使用して糊伏せする事が多いです
逆に「糊伏せ用型紙」=伏せ型紙がない場合は全部このような柄を蝋でひとつひとつ手で伏せていきます。
蝋でやるか、糊でやるかの判断は、型紙があるかないか?が一番なのですが、手で蝋伏せしたほうが良い場合もあります。
例えば、「ポイント柄」の場合リピートの必要性が高くない場合などです。
  • 蝋伏せVS糊伏せ の戦い

蝋伏せは何しろ相当根気と時間がかかります。また一定の温度でないとろうが固まったり、逆にトロトロになりすぎてべちゃとなったとで、気を遣う作業です。一番と戦いは根気です。

糊も同じように気温には気を使いますが型紙を使用することが多いので、13mは比較的短時間で糊を伏せられます(もちろん蝋に比べればの話です)ただし、糊も同様気温や乾きに気を遣うので、一度の糊伏せでは完成せず、乾かす、糊置きするの作業を3回から4回と繰り返し、上に糊を積み上げていきます。なので伏せた状態では厚みがあります。

糊は色を入れてます。これを目糊と言います。目糊は職人が見やすいように糊に適当な色を入れる事です。工房によって目糊の色は青だったり黒だったり、鼠色だったりとします。

ちなみに二葉苑はこの色です

  • 像さんの柄は阪急うめだで販売予定の帯です

1月5日~9日まで大阪で販売会を開催予定です。場所は阪急梅田「ときめき」9階催事場です。更紗の帯を沢山染めて出展しますので楽しにしていてください。

「ときめくKIMONO」展開催出展

・阪急梅田 9階 催事場にて

・1月5日~9日

・出展社 型小紋「三橋工房」

・大阪「七福屋」

・東京「洒落きもの助六」他多数です。

 

 

 

 

 

 

ページ上部へ
ご予約はこちら