藍染の藍は「おちあい」の愛。

藍~渋沢栄一も藍玉売りをしていた!

NHKの大河ドラマは最近あまり見ていなかったのです。理由は戦国時代の武将の話が多くて、少し飽きる部分があるからです。歴代多くの役者さんが織田信長、徳川家康、豊臣秀吉を演じ、どれも記憶に残る演技であったとは思います。でも、戦国時代はもういいや、と感じるようになったのが今から15年前程度。

武将の話ならば、レッドクリフのような「中国/赤壁の戦い」だったり韓国のドラマに夢中になったりしてました。

山崎豊子の二つの祖国が大河ドラマの時は食い入るように見ましたが、視聴率は低かった記憶があります、だって最後主人公はピストル自殺をするんですよ。そんな暗い「バットエンド」は日曜日のお茶の間にそぐわないのでしょうね。それでも、記憶に残る名ドラマでした。

出来れば戦後のや、明治から大正の時代、大正から昭和の時代の現代から程遠くない時代の偉人のドラマを見たかった私には「晴天を突け」はとても興味深いです。

渋沢さんの出身地は深谷市。現在では深谷ネギの産地ですが、ほど遠くない時代では藍の産地だったのですね。藍は現在染の里おちあいでも育ててます。

凄い強い葉です。こぼれた種がこのように映えてます。

藍染めは草木染の代表格で、徳島が産地ではありますが、日本中至るところで栽培されていたようです。しかし、染まる具合は産地によって違いが出ますし、育て方で良い色が出る事も出ない事もあるでしょう。

生の葉で染める藍染めと、建てて染める藍染めは同じようで、工程は全く違います。これが

草木染の面白いところですね。

海外では“Japan Blue”と呼ばれることもあ、るようで浮世絵の影響のようです。(歌川広重葛飾北斎などの浮世絵の藍色を指して同様に“Japan Blue”あるいは“Hiroshige Blue”と言うこともあるが、これは正確には藍ではなくベロ藍(紺青)である)[

染色には生葉染め、乾燥葉染め、すくも(蒅)染めがあります。染の里おちあいではすくもは製造しておりません。主に生葉染めには、最も古い方法である布に生葉をそのまま叩きつけて染める叩き染めか、すり潰した汁で染める方法がありますが、濃く染まらないのです。薄いブルーです。葉が新鮮なうちでなければ染色できないので、葉を収穫して急いで染めないといけません。水溶性のインディカンが不溶性のインディゴに変化[6]して利用できなくなるためです。

乾燥葉染めは、アイ葉を乾燥させたものを用いる方法です。そのままでは色素繊維に沈着しないので、還元反応を行って色素の沈着ができるようにしなければならないので、すが、生葉に比べて無駄なく染色でき、時期もあまり選びません。還元剤はハイドロや重曹、セスキ炭酸ソーダ―などを使います。

すくも染めは、乾燥したアイ葉を室のなかで数ヶ月かけて醗酵させてすくも()を造り、更にそれを搗き固めて藍玉を作り、これを利用する方法です。渋沢家ではこれを製造していたようですね。そして神田にある紺屋に売りさばいてしたのでしょう。生産に高度な技術と手間を必要とするため、現在では徳島県以外で日本産のすくもを見ることはほぼないですが、個人で行っている方はいるようです。染色には、すくもを水甕で醗酵させてから行う(醗酵すると水面にできる藍色の泡を「藍の華」と呼び、これが染色可能な合図になる)ので、夏の暑い時期が最適である。すくもの利点は、いつでも醗酵させて染色できること、染料の保存が楽なこと、木綿にも濃く染められることなどが挙げられます。

染の里おちあいの藍の体験

今回生葉染めを基本としながら、乾燥藍を挑戦したところ、本当に色々勉強になりました。生葉染体験は7月~9月まで毎週開催予定です。

関連記事はこちら (てならい堂)

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オリンピックが開催されれば、市松模様の応援旗を染める事も可能です。

 

電子レンジでチンした乾燥藍を使って重曹で染めたスカーフがこちら

色が非常に濃く出ました。

 

そして購入した乾燥藍を重曹で煮詰めて染めたスカーフがこち、緑でした。

 

購入した乾燥藍をセスキ炭酸ソーダ―で煮出して染めたスカーフがこちらで、緑茶色です。

古くから藍は緑から青を染める染料として愛されてきました。日本人の肌の色にはよく合う色なんだろうと思います。特に濃紺はきれいですね。生葉では濃紺は出ません。熟成した濃紺も色も素敵ですよね。

6月の染色祭りでは乾燥藍で染める体験を用意していますので、興味のある方はこちらをどうぞ。乾燥藍の染体験はこちら

藍のお茶!!

藍には抗菌作用もあります。当苑では夏場に藍の葉を乾燥させ、お茶として飲みます。緑のハーブティーのような味とにおいになりますが好きときらいがわかれるかもしれません

(藍のお茶だけではこのような青にはなりません。当苑特別ブレンドです)

昨年の藍カフェの記事はこちら

落合には藍が一杯緑ついてます。。。続く

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