浴衣初心者必見!着物と浴衣の違い!と便利グッズで簡単に浴衣を着よ!

これからの時期、浴衣を着る季節となります。

最近は気温が高いので、5月からでも浴衣を着ている方を見ます。ちょっと前まではけしからん、浴衣はそもそも湯浴びした後の装着なので、昼間などもってのほか、ホテルでは浴衣禁止なんて10年前はそうでした。しかし、気温の変化と、着物や浴衣に対する考え方などが昔の慣習と合わなくなり、議論が起こり、やもするとSNSでの喧嘩や中傷になったりしてました。基本は浴衣の成りたちを考え、あまり露出は避けるとか、昼間のスケスケ浴衣は下着を着てセクシーになりすぎないとの配慮は必要ですが、基本をいつ着ても、どのように着ても良いという社会ムードになってます。

とは言っても基本を押さえるのは無駄ではない事ですので、浴衣と着物の違いの基本を押さえると、上級者への一歩になるかと思います。

着物と浴衣、基本は一緒だけど、、、

まず素材です。絹の浴衣を見たことありますか。

浴衣は綿・麻です。寝巻や湯あみ後に着るものとして定着していたので、汗を吸い、乾きやすい素材として綿麻の素材です。ウールは浴衣には適さないです。

ところが昭和中期に流行した昔着物ならではのユニークな生地がサマーウールです。実は私も持ってます。しかし、、、、やはり5月に着ても、暑い、最近の最高気温28度にはもう暑くてサマーウールも厳しいです。

サマーウールとはウールに化繊を混紡して、防虫性をアップしさっぱりとした質感をだした生地で、張りとシャリ感があるものが多く、ざっくりとガーゼのように目が粗めに織り出されており、やや透け感があります。

紗や絽ほど透けないため、初夏と初秋の単の季節にお召しになるのに丁度よく、気候にあわせて5月から10月くらいまでお使いになっていただけそうです。私の持っているサマーウールは白っぽいので10月だとやはり、寒々しい見えます。と言って涼しいわけでもないので、10月28度気温にはあんまり使えない。となると、使えり月が少なくなり、結局昨年は一度も着ませんでした。

このように着るもである以上、生活の中でどんどん変化していってしかるべきだと考えます。

お仕立て~衿

夏着物のお仕立ては単衣仕立てといって襟を折り曲げて仕立てます。浴衣はバチ襟と言ってすでに折った状態の仕立てにんります。写真を見て下さい

きもの初心者のきものを知る⑦ | パールトーンおしらせこちらは単衣の襟。広衿は好きな広さに折って着ます。

浴衣はこの折った状態での縫い付けてある、いわゆる「バチ衿」仕立てです・。着るときに折る手間が省けるので楽です。しかし上級者は「巾を好みに変えられない」と言って、バチ衿を嫌うのですが、初心者にはバチ襟のほうが良いです。広襟は左と右とで折る巾が均一でないと見た目がひん曲がってしましますので、きれいに折り着ることにはひと手間「きれいに折る」作業が必要になるからです。

お仕立て~裏地浴衣/単衣に裏はありません。

夏に着るものですので、単衣も浴衣も裏はありません。その点では共通してますが、一点、背伏せという点で違いがあります。裏地がない分、強度に心配が出るので、背伏せという仕立て方で補強します。おしりは特に座ったり立ったりしてテンションがかかりますので、お出かけ先で座った瞬間に「びり」となる事なくはないのです。そのための補強が背伏せであったりいしき充てであったりします。ちなみに頂き物の単衣は要注意です。縫いとが経年劣化で弱くなっていてびり!はある事です。私も一度だけ、出先でビリ!やってしまって、急いで紗の羽織でかくして事なきを得たことがあります。感心したのは糸だけ切れて生地は一切傷んでないこと、手縫いが良いのはこういう事なんですね。ミシンだったら、きっと生地を傷めていた事でしょう。

背伏せの写真

基礎編7 単衣 | 着物あきない

意識当ての写真

居敷当て | dawnの和是日々

バチ襟仕立て

着物の衿型(棒衿、バチ衿、広衿)について – タンポポ和裁

下着である長襦袢を着るか着ないか。

長襦袢を着ないと透けますので結構セクシーです。浴衣の場合は長襦袢という衿がついている下着ではなく肌襦袢と言われる汗を吸う、透けない目的での下着を着ます。最近は衿付きTシャツなんてあって便利。衿だけもあります。美容衿と言います。これだと、着る枚数が少ないので、より涼しく浴衣を着れます。涼しいとは、実は汗を吸ってくれることなんです。汗を吸いずらい、化繊などの浴衣を直接着ると、汗がいつまで乾かずべっとりしてしかも部屋に入ってクーラーに当たるとそれで風邪をひく原因になったりします。気を付けてくださいね。

長じゅばんを着ている体の綿着物。こちらは単衣風に着物として着てます。右は浴衣として着てます。衿がありません。こんあ風に綿の着物も上手に使い分ける事が出来ます。上記に記載した「ひろえり」と「バチ衿」問題もあまり気にせず、どちらでも可能だと考えてよいかと思います。

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美容衿も便利です。二葉苑オリジナル仕立衿 市松によろけ縞衿を首にかけて、おなかで結ぶだけ。襦袢にひっかけても可能です。

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帯むずび

三枚のゴムをうしろにして、帯揚げとセットになってものをご存じでしょうか。これは便利・ゴムに帯を挟んでパタパタと織り込むだけ。写真で説明します。

黒の帯揚げにゴムがついてます。このゴムを後ろに入れて前で結ぶ帯揚げですが、このゴムに帯を挟みます。

背中にゴムが来るように結びますが、このゴムに帯を挟みます。

胴にふた巻き巻いたら無数で上に紐を結びます。右の写真

二回通します。こんな感じで完成

 

このゴム優れものですので、ぜひぜひ使ってみて下さい。着物を簡単に気軽に着ましょう!ね。

次回は本格結び「文庫結び」です

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