浴衣はいつまで着れるのか。着方の工夫で10月下旬ころまで!

浴衣はいつまで着れるのか。

 
 

浴衣を肌の上に直接着る事はあまりしません、肌襦袢を下に着るのですが、それですとかなり暑い
真夏は「熱中症」要注意です。しかし、秋口になると、夕方などは涼しくなり、いわゆる「浴衣」では
お出かけすると違和感があります。
そのような時には肌襦袢と長じゅばんを兼ねた「衿付き」の「嘘つき」を着ると、襟を入れることで真夏の
30度超えにも耐えられ、それでいて、夕方からの気温の下がりにも「見た目」も耐えられる装いになります。
さらにレースのような羽織や紗の羽織などで、うまく調整すれば、すっかり浴衣感はなくなり、秋の綿着物としての
装いになります。

柄や飾りなども少し秋色を入れるとさらに良いです。朝顔の柄や白場が多い浴衣はあきらかに「浴衣」になってしまいます
ので、なるべく避けて、色味の濃いものを纏いましょう。

帯も重い柄を選べば、なお良いです。

このような着方をすれば、10月下旬ころまで浴衣を着ることが可能です。でも可能であるからと言って、寒そうな着方
をするにはタブーです。有名観光地などでは冬に浴衣を着て寒そうに歩いている観光客を見かける事があります。
それはさすがに寒いよ!と声かけたくなりますね。

「やってはいけない着物ルール」に縛られる事はないと思いますが、寒いのは体に悪いので、なるべく適温の装いが良いと
私は思います。

綿着物の洗い方


浴衣をクリーニングに出す方も多いですが、それはもったいないと思います。「綿」であれば、化繊が入っていても手洗いが可能です。

大き目の洗濯ネットに袖畳で入れて、選択を「手洗いモード」にします。そして、洗剤は普通の洗剤で大丈夫ですが気になる方は
「おしゃれ着」洗剤をお使い下さい。そして脱水。これは1分程度に選択できると良いです。ぽたぽた、水が落ちるのでは困りますが
ぽたぽたしない程度の絞りで終了してください。

私は10月下旬まで洗わずに、11月連休前後に選択します。そして糊付けをしておきます。そうするとパリっとして、しまうときに
畳みやすいです。春に出すときにしわになっているとそれだけで気分がさがりましょね。

糊付けは、脱水前に取り出し、糊入りのバケツに付けるだけです。そして脱水1分です。

干すときのポイントはしっかり伸ばして重みでアイロンをかけるようにすること。
直射日光があまり当たらない場所に干す事。それとしっかり干す事です。
袖や裾に五円玉をつけた洗濯ばさみで干す事もあります。そうするとかなり伸びで、ピンと張ります。
あんまり生地にはよくないかもなぁと思いだして、最近はやってません。特に傷んだ事はありませんが。

2日ぐらい干して乾いたらアイロンがげですが、きれいに畳んでおくだけでもアイロンの必要性がないくらいです。
高校生の頃プリーツにアイロンかけ過ぎてテカテカするぐらいだったら、と寝押しアイロンをしたことがあります。
つまり綺麗に畳んでおけば、重みでアイロン代わりになります。私の場合は、そして晴れて春に着る前にアイロンもかけるぐらいで
ちょうど良い事が多いです。

ここで一つ綿は洗うと縮みます。本来は仕立てる前に「水通し」で縮めてから仕立てるのですが、それは案外やってないことが多いです。でも
染屋の浴衣生地は必ず洗いますので、水通しをしてない事はありません。染生地は必ず水で洗ってますので安心です。
水洗いの様子はこちらから

先染め織浴衣は要注意ですね。


着物でお出かけの必須アイテム

羽織:は意外に便利です。さっと羽織ると秋らしさが演出できます。
日傘:まだまだ日中の日差しが強くてびっくりで、折り畳の日傘や晴雨両方などが便利 →二葉苑オリジナル日傘はこちら
大き目ハンカチ:着物は汚すとその日一日気分が乗らないもの。絹ならば落とすのにもお金がかかりますですから、必ずひざ掛けのようなハンカチを
広口バック:中身を取り出しやすいバックがいいです。袖が邪魔で以外にバックからの取り出しに手間だったりするものですからね

 

以上豆知識でした

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