さあ、浴衣の体験レポート第3弾です!
今回はこれで最後になります。
今年に入ってから体験にきてくださったお客様です。
色々過去のサンプルなどを見て、ベースは黒、花の模様のある部分のみチャコールグレーにすることになりました。
色は、来てからもどうしても悩んでしまう方が多いですね(*^_^*)
ですが、だいたいの方が初志貫徹でしょうか。多少の変更はあっても最初に戻ります。
ということで、まずはグレーの部分をキワはぼかしながら染めて行きます。
この時も刷毛の染料を調節しながらグレーの中にぼかし込んで行きます。
地色の黒がムラにもならないよう。ぼかすのに神経を使いますし、止まることも許されません!!!(大変だったと思います!)
作業中は数時間立ちっぱなしになる事がほとんどですが、皆様一生懸命でつらく感じないようです。
15mはけっこう長いのです・・・
染め方によっては1時間かけてやっと半分・・・
なんてこともございます。
花の模様部分をグレーにしたのには理由が。
花の中心を赤く挿すためです!
うーん、とてもいい感じです!
素敵!の一言です。
この綿紅梅の透け感、そこに白の型疋田。黒地にグレーのぼかし、さらに赤の挿し色。
黒とグレーの境目がまた一段階薄くなっているところもいいですね。
こんな着物を夏に着ている方、素敵ですし、恰好良過ぎです。
そして、まず居ません!なんと言ってももお客様のオリジナルの配色、染め方ですから。
どのように仕上がったのか・・・・
もちろん、ほかにない素敵な反物が出来上がりました。